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新歓情報、演奏会告知、それからオケの毎日

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おまたせいたしました…

ついに中央大学管弦楽団第74回定期演奏会の曲紹介も今回で最終回となりました。

皆様、ご愛顧ありがとうございました( ノД`)シクシク…

 

今回は、皆さんお待ちかねのメイン・幻想交響曲をご紹介します。

 

突然ですが、皆さんは一目ぼれをしたことはありますか?(唐突すぎる)

そんな時、「なんて可愛い子なんだ!!絶対恋人にしたい!」と熱烈にアプローチをする人もいるでしょうし、「いやいや、一目ぼれなんてないない。急に声かけたら気持ち悪がられるよな…」と一気に夢から覚める人もいるでしょう。

 

今回、幻想交響曲の中では、「なんて素敵な女性なんだ…!でも、僕なんか恋人になれないだろうなあ。でも、彼女のことがとっても好きなんだ…」と一目ぼれした女性をあきらめきれない青年が主人公として描かれています。

 

★あらすじ 注・著者の解釈で多少ぶっとんでるところがあります

精神面の病を抱えた主人公は、感情の起伏が激しいのに内気なある若い芸術家。そんな彼が高貴で控えめな女性に出会い、恋に落ちてしまいます。彼女にもっと近づきたい半面、「僕なんかどうせ彼女の眼中に入りっこない…」という内気な心が入り乱れます。何度も狂おしいほどに恋い焦がれる感情が爆発し、不安からかそれとも恋心からか見分けのつかない彼の胸の高鳴りが彼を錯乱状態に落とし込んでいきます。「僕は彼女に近づけないのか…!」怒りと嫉妬の衝動が彼に襲いかかりますが、最後には優しさを取り戻し、一人の女性を想い涙します。(ベルリオーズの時代にも、恋愛で情緒不安定になる若者はいたようですね)<第1楽章>

 

 彼は、舞踏会を訪れます。その華々しい喧騒の中にまた彼女の姿を見かけます。しばらく目で追っていますが、なかなか声がかけられません(だってほら、彼は内気だから…)。彼女を見ている間は、彼の中で時間がとまり、舞踏会の喧騒も耳に入らないほど彼女に夢中になってしまうのです。しかし、彼女の姿は不意に舞踏会の人混みの中に紛れ込んでしまい、またもや彼は舞踏会の喧騒の中に取り残されてしまいます。<第2楽章> 

 

 ある日の夕方、彼は寒々とした野原で二人の羊飼いが「牛追い歌」を吹き交わしているのを遠くに聴きながら、彼女と自分のことをぼんやり考えます。最近、なんとなく彼女とうまくいきそうな気がする。けど、その期待は根拠のない期待で…。僕はずっとこのまま孤独なのだろうか。でも彼女がいてくれるのなら。けど、もし彼女が僕を裏切ったら…?(ここまでくると思考回路はほぼストーk(ry)突然、我に返った彼は平静を取り戻し、野原にいたことを思い出します。再び「牛追い歌」が聞こえてきますが、返事はありません。遠くのほうで雷が鳴っているのが聞こえ、孤独と焦燥感が彼を襲います。<第3楽章>

 

 ついに、自分の愛が実らないことを悟った彼は、アヘンで服毒自殺を図ります。しかし、量が足りずに彼は死にたくても死に切れません。彼は眠りの中で非常に恐ろしい夢を見ます。

《以下、夢の内容》

 

 彼はついに愛する人を殺します(好きすぎて。「もうこれで僕のものだよ」的なry)。そのため、有罪を言い渡されて、処刑場に連れていかれます。自分自身の処刑のための行列の中、彼は必死に拒否を訴えますが、論破され嘲笑されてしまいます。ファンファーレが行進を輝かしく飾り、まるで正義の英雄のためのもののように不気味なほど明るい響きです。彼が処刑台に上がると、それまで異常なほどに盛り上がっていた大衆は一瞬にして静まります。彼はギロチンの刃が落ちてくる瞬間、恋い焦がれて手をかけてしまった彼女のことを走馬灯のように思い出します。その直後、彼女に対する愛とともに彼の首はギロチンによって断ち切られ…。処刑場には、転がった彼の首と奇妙なほどに熱狂する大衆の歓声のみが残されます。<第4楽章>

 《以下、死後の世界(続・夢の内容)》


 彼は、恐ろしい亡霊、魔女やあらゆる化物たちが自分の葬式に集まってきたのを目撃する。異様な物音、亡霊のうめき声や彼を嘲笑う魔女の声、そして彼を脅かそうとするいたずら好きな悪魔や暗い夜を舞う鳥たちの鳴き声…魑魅魍魎が集う中、なんとそこに彼女が表れるのです。しかし、そこにはもうすでにあのころの彼女の姿はなく、見るも無残なグロテスクな姿に変わってしまっていました。彼女のお出ましに亡霊たちや魔女たちは大喜びで狂乱の音楽の中踊り狂います(注・魔女たちは彼を弔いにきています)。葬送の儀式で歌われる「怒りの日」と弔いの鐘が鳴り響く中、宴はどんどん盛り上がっていく(再掲・魔女たちは彼を弔いにきています、これでも)。最後には狂喜乱舞が最高潮に達したところで、妙に肯定的な響きで物語は幕を閉じます。ちゃんちゃん。


★見どころ

①実は、ベルリオーズの実体験に基づいた物語…!

 この曲、ベルリオーズは「若い芸術家」を主人公としていますが、この若い芸術家こそベルリオーズのことなのです。ベルリオーズは、イギリス人女性に恋をして、何度もファンレターを送っているほど…。しかし、そのうち一方的な恋愛は実らないと悟り、その苦い思い出を曲にしちゃったわけですね。ちなみに、その後そのイギリス人女性と進展があったりしちゃったわけですが、その辺は、まぁ…割愛で。

 

②曲の随所に「彼女」の姿が

 あらすじを読んでもらってもわかるように、全楽章に必ず彼女が出てきます。ベルリオーズはそれをある旋律で表現しています。


(出典元:
https://smartsite.ucdavis.edu/access/content/group/59bdf0b4-ad07-473e-8050-fe67d7119d35/Music10/Charts/33~BerliozSFV.htm

 

この旋律は第1楽章でヴァイオリン、フルートによって提示されますが、第2楽章では、ワルツ調にアレンジされて登場し、第3楽章では安定し始めた彼の精神をぶち壊すかのように不意に現れます。第4楽章ではギロチンで首を切られる瞬間に、甘く情熱的に歌われ、第5楽章ではかなりグロテスクな旋律にアレンジされ登場します。

 この固定観念(イデー・フィクス)を用いて曲全体に関連性をもたせる技法はのちに発展し、いまでも映画音楽などで多く見られます。

皆さんも曲を聴きながら、彼女の姿を探してみてくださいね…!

 

③ぶっとんだ楽器編成

 この幻想交響曲は、ベートーヴェン・第9の初演のわずか6年後に生まれたものにも関わらず、その楽器編成は当時のものとしてはかなりユニークなものでした。

 第2楽章ではハープは2台使われ、パートも二つに分かれています。また、第4、5楽章ではファゴットが4本使われています。

 第3楽章の「牛追い歌」の部分では、イングリッシュ・ホルンに呼応するオーボエを舞台裏で演奏するように指示しています。後半の「牛追い歌」で登場する雷鳴を表現するのは4台のティンパニーで、1台につき1人のティンパニー奏者が各パートを受け持ちます。

 第5楽章では、グロテスクな彼女の踊りをEs管クラリネットが演奏し、オフィクレイドが2本使用されクライマックスのどんちゃん騒ぎに大活躍します。ちなみに、今回の演奏会ではチューバ2本でやりますので、そちらもご注目!!

 

ということで、知れば知るほど魅力たっぷりな幻想交響曲の曲紹介でした~

最近では、演奏しながらあれこれ妄想して勝手にメランコリックになっている今日この頃です…ベルリオーズ君、なんてかわいそうなんだ…

 

以上、木管セクションリーダーの安齋が妄想たっぷりでお送りしました(/・ω・)/

皆さん、会場でお会いしましょう( ^^) ~~

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